ドコモショップで必ずと言っていいほど勧められるdカードゴールド。
「毎月のドコモ利用料金の10%がdポイントで貯まる!」
というウリ文句は魅力的なものの、年会費1万円だと簡単に申し込む気分にはなれませんよね…。また、ドコモ料金を節約したいと考えている方であっても、
「そもそも、ドコモ料金の10%のdポイントが貯まっても年会費1万円払ってたら意味ないんじゃないの?
結局はどうなの?」
そんな素朴な疑問が浮かびます。確かに、ドコモ料金が得になると言われてもクレジットカードの年会費を1万円も払うとなると、結局は損してしまいそうな気分になります…。
dカードゴールドの10%ポイント還元で年会費分のポイントを得るためには、毎月のドコモ回線利用料金に対して得られるポイントが90ポイント以上必要です。
毎月のケータイ料金が9,000円以上でも、ポイント対象外の内訳があるため毎月90ポイントは貯まらないことに注意が必要です。
ただ、毎月のケータイ料金で年会費以上のポイントが貯まらないとしても諦めるのはまだ早いですよ!
dカードゴールドはほかにも年会費1万円以上のメリットがある特典が用意されています。主なものとして以下の3つがあります。
- ドコモ利用料金やインターネット料金の10%がdポイントで還元
(現在のドコモの獲得ポイントが10倍) - 1年間でカードを100万円以上使えば1万円分の特典
(200万円以上なら2万円分の特典!) - 携帯を購入してから3年間、最大10万円のケータイ補償が無料
ドコモユーザーなら、これら3つの特典で年会費1万円以上のメリットがあることは間違いありません。また、無料で利用できる旅行サービスやショッピング保険もフル活用できれば、dカードゴールドのお得度はさらに増すわけです。
ここでは、ドコモユーザーにとってはお得しかない優良クレジットカード・dカードゴールドについてくわしく紹介します。ドコモユーザーなら、ぜひとも今すぐ手に入れて使って欲しいカードです。
年会費1万円以上の価値がある3つの特典
では早速、dカードゴールドの年会費1万円+税を払ってもお釣りが返ってくる3つの特典について説明します。
1.ドコモのケータイ料金とドコモ光がで10%のポイント還元
dカードゴールドは大々的に宣伝しているように、ドコモのケータイ料金、それにプラスしてドコモ光の料金の10%がdポイントで還元されます。
お得であることはまちがいありませんが、冒頭でも説明したとおり毎月のケータイ料金の10%のポイントが貯まるわけではありません。
ここから、ドコモのケータイとドコモ光のそれぞれについて具体的に説明しますね。
ドコモのケータイ料金
dカードゴールドのもっとも目玉の特典である「10%ポイント還元」。このカードの会員になれば、ドコモの契約期間などに一切関係なくケータイ料金の10%のdポイントが貯まります。
ただ、ここで気をつけなければならないのは毎月支払っているケータイ料金の10%のdポイントが貯まるわけではないということ。現在毎月獲得しているポイントが単純に10倍になるのが正解です。
「ドコモショップでケータイ料金9,000円以上なら年会費よりもポイントで得になるって勧められたのに、そんなにポイント貯まらない…(泣)」
とガッカリされる方が多いので、dカードゴールドのポイント10%還元率のしくみについてバッチリ理解しておいてください。
管理人の2017年10月から2018年9月までの1年間のケータイ料金だと、実際にdボイントで還元されたのは4%でした。
実際に支払った ケータイ料金 |
付与された dポイント |
ポイント 付与率 |
|
---|---|---|---|
2017年10月 | 9,470円 | 500ポイント | 5% |
2017年11月 | 9,510円 | 400ポイント | 4% |
2017年12月 | 9,244円 | 400ポイント | 4% |
2018年1月 | 19,960円 | 500ポイント | 3% |
2018年2月 | 5,825円 | 100ポイント | 2% |
2018年3月 | 4,923円 | 100ポイント | 2% |
2018年4月 | 5,016円 | 100ポイント | 2% |
2018年5月 | 18,271円 | 600ポイント | 3% |
2018年6月 | 8,155円 | 400ポイント | 5% |
2018年7月 | 10,320円 | 700ポイント | 7% |
2018年8月 | 10,757円 | 700ポイント | 7% |
2018年9月 | 10,887円 | 700ポイント | 6% |
合計 | 122,338円 | 5,200ポイント | 4% |
なお、毎月のdポイントはすべて100ボイント単位でキリのいい数字になっています。これは、dカードゴールドのケータイ料金の10%還元は、1,000円あたり100ポイントが付与されるからなんです。1,000円未満は切り捨てられてポイントが付与されないので要注意です。
管理人の場合だと、1年間のケータイ料金として12万円ちょっと支払ったのに獲得できたdポイントは5,200ポイントなので、4%しか還元されていませんね。
なぜこんなことが起こるのかと言うと、ドコモのポイント対象になっているのはカケホーダイプランやspモード、ベーシックパックのような基本料金や通話料金に限られているからです。
一方、毎月のケータイ料金に含まれているケータイの機種代金や消費税、コンテンツ料金などはポイントが付与されません。管理人の場合はケータイ料金に有料コンテンツの代金が含まれているため、毎月支払っているケータイ料金の10%のポイントがもらえないという現象が起こるわけです。
なお、ポイント付与対象外の料金は、具体的には以下のとおりとなっています。
- アプリなどの課金や、有料コンテンツ代
- 携帯電話の購入代金&分割支払金
- d払いなどの支払いサービスを使った料金
- ケータイ料金の消費税
そのため、
「毎月支払っているケータイ料金が9,000円だと、900ポイントが貯まって年会費の元が取れる」
ことにはならないわけです。このことに注意しましょう。
そしてもう1つややこしいのが月々サポートです。月々サポートというのは、対象機種を購入するなどの条件を満たせば24か月間ケータイ料金を割引してくれるサービスのことです。ケータイの機種料金が安くなるので、利用している方は多いと思います。
この月々サポート、
「ポイント対象外の機種代金を割引してくれるんだから、dカードゴールドのポイント10%とは関係ないでしょ?」
と勘違いされる方がけっこうたくさんいらっしゃいます。
実際のところ、月々サポートは機種代金ではなく基本料金やパケット料金、通話料金のようなポイント対象となる料金から割り引かれるサービスです。
このことは、ドコモ公式サイトでわかりにくく(笑)説明されています。
ご購入月の翌月を1か月目とし、最大24か月間、ご購入機種に応じた「月々サポート割引額」を毎月のご利用料金から割引きます。
(引用:ドコモ公式サイト「月々サポート」)
この「ご利用代金」という部分が重要なんです。ご利用代金というのは具体的に何なのかと言うと、ドコモ公式サイトの続きに以下のように書かれています。
FOMA/Xiの基本使用料、国内通話通信料、パケット定額料、付加機能使用料(一部除く)の合計額から割引きます。
(引用:ドコモ公式サイト「月々サポート」)
このように、機種代金から割り引くとは言っていません。そのため、月々サポートはポイント対象となる料金から割引されるので、獲得できるポイントが減ってしまうしくみになっています。
「dカードゴールドの10%還元って、とんでもなくややこしい…(困)
結局どれだけ得になるのかわかりにくすぎる(悩)」
確かに、ややこしいです(苦笑)
ただ、簡単に「dカードゴールドを持てばどれだけのポイントが貯まるのか?」知る方法があります。それは、先ほども説明したように今獲得しているポイントを10倍することです。
dカードゴールドでポイントが10倍となるのは、一言で言ってしまうと現在獲得しているポイントです。そのため、dカードゴールドを持てばどれだけポイントが得になるのかを具体的に知ることができるわけです。
ドコモのケータイ料金は、できることならdカードゴールドで支払わないことをオススメします。
「え、せっかくポイント10倍になるのにどうして?」
と思われるかもしれません。実は、dカードゴールドはdカードゴールドとdアカウントの紐付けさえすれば毎月のケータイ料金の10%のポイントが貯まるんです。だから、毎月のケータイ料金をdカードゴールドで支払っていなくても大丈夫なんですね。
しかも、dカードゴールドは毎月のケータイ料金の「支払い」にはポイントが貯まりません。このカードは利用金額の1%のdポイントが貯まるのですが、ドコモのケータイ料金はこのポイントの対象外となっています。
そのため、ケータイ料金はポイントが貯まらないdカードゴールドではなく、ポイントが貯まる別のカードで支払った方がお得なんです。
まとめると、dカードゴールドは毎月貯まるdポイントが10倍となるカードです。そのため、ケータイ料金の基本料金やパケット料金の金額が多い方であればあるほどお得度が高いと言えます。
ただ、管理人自身がドコモのケータイ料金で獲得したdポイントは5,200ポイントと、dカードゴールドの年会費1万円+税を下回っています。
これだと、dカードゴールドを持たない方が得なんじゃないか?という気にすらなります。それでも管理人がdカードゴールドを持っている理由は、自宅のインターネット回線がドコモ光なのでポイントが貯まる上、年間利用額特典で結果的に年会費以上に得だからです。
まずはドコモ光でポイントが貯まるしくみから説明しましょう。
ドコモ光
もしも自宅でドコモ光に入っていれば、ドコモのケータイ料金と同じように10%がポイント付与されます。ドコモ光は、ドコモが運営している自宅向けのインターネット接続サービスのことです。
ドコモ光の月額はマンションタイプで4,000円+税、戸建てタイプで5,200円+税(プロバイダによっては5,400円+税)です。
月額が少ないマンションタイプでも毎月400ポイント=年間4,800円相当のポイントが得られるのは、大きなメリットですね。
なお、オプション料金もポイント10%の対象となります。ケータイ料金だと対象や対象外がややこしかったですが、ドコモ光についてはシンプルでわかりやすくなっています。
ただ、ケータイ料金と同じように1,000円につき100ポイント付与で、1,000円未満は切り捨てられてポイントが貯まらないことに注意しましょう。
ドコモユーザーなら、dカードゴールドの10%ポイント還元を活用するために自宅のインターネットをドコモ光に乗り換えるのも有効な選択肢の1つです。毎月のケータイ料金だけでなく自宅のインターネット料金も抑えることができれば、大きな節約効果がありますからね。
ケータイも自宅のインターネットも、今後もずっと使い続けて毎月料金を支払い続けることはまちがいありません。そう思うと、少しでも金額を抑えたいところです。
ドコモユーザーでドコモ光も利用していれば、dカードゴールドを持つだけで年会費以上のポイントが貯まることはほぼ間違いありません。
ただ、中にはお住まいの地域などの事情でドコモ光を利用できないドコモユーザーもいらっしゃると思います。
そのような方でも、dカードゴールドを普段から利用することによって年会費分の特典を受け取ることができので安心してくださいね。
2.年間利用額100万円で1万円分の特典
dカードGOLDのケータイ・ドコモ光料金の10%ポイント還元と並ぶお得な特典が、年間利用金額による最大2万円の特典です。dカードゴールドは、年間利用額に応じて以下の特典を受け取ることができます。
- 年間利用額100万円…10,800円相当
- 年間利用額200万円…21,600円相当
つまり、毎年100万円dカードゴールドを利用すれば、それだけで年会費実質無料になるわけです。そして、年間200万円以上利用すれば年会費の2倍(驚!)となる21,600円分の特典が。
なので、dカードゴールドを年間100万円利用できるなら、ケータイ料金で貯まるポイントが少なくても、ドコモ光に加入していなかったとしても、確実に年会費以上に得をすることができますね。
「ところで、特典って何がもらえるの?使いみちがないものなら意味ないんだけど…?」
ホントにそのとおりです。いくら1万円や2万円相当の特典がもらえるといっても、自分にとって使いみちがないものなら意味がないですから(笑)
このカードの特典は、ドコモの公式サービスなどで使える5つから好きなものを選ぶことができます。多くのドコモユーザーにとって利用しやすいものとして、ケータイ割引クーポンやdトラベルクーポンが考えられます。
具体的な特典は、以下のとおりです。
- ケータイ割引クーポン
- d fashionクーポン
- dトラベルクーポン
- dショッピングクーポン
- dデリバリークーポン
ドコモの公式サービスを利用する機会が多い人なら存分に活用できますね。
年間100万円ということは、月平均約8万3,000円カードを利用すればいいわけですね。月8万円というと「難しいな…」と感じるかもしれませんが、普段の食費やガソリン代をdカードゴールド1枚にまとめれば、達成可能な人は多いように感じます。
このように、dカードゴールドは年間利用額が100万円以上あれば、年会費実質無料となる優良カードです。
なお、dカードゴールドの年間利用額特典については「dカードゴールドの年間利用額特典を確実に受け取る裏技!年会費無料でゴールドカードが持てる」でくわしく説明しています。
3.携帯電話の事故を最大10万円まで補償
また、dカードゴールドにはdカードケータイ補償が無料でついているというメリットもあります。
dカードケータイ補償は、dカードゴールドと紐付いている電話番号のケータイを購入から3年間、最大10万円まで補償してくれるサービスです。
水没などで修理不能となったときや紛失・盗難に遭ったとき、同一機種・カラー(なければドコモショップが指定)の端末の購入代金が補償されるしくみです。
なお、dカードケータイ補償のくわしい内容については、以下のとおりとなります。
- dカードゴールドで購入したドコモ携帯のみ補償
- 最高10万円まで
- 補償してもらえるのは同一機種・同一カラーのもの
- 年に1度のみ使える
「じゃあ、dカードゴールドを持っていればAppleCare+(アップルケア)とかケータイ補償サービスに入らなくてもいいってこと?」
そのように期待が膨らむ方は多いと思います。AppleCare+やドコモのケータイ補償は結構な金額がかかってしまいますからね。
ただ、dカードゴールドを持ったとしてもAppleCare+やドコモのケータイ補償には加入することをオススメします。dカードケータイ補償は、修理できる故障の場合は補償が受けられないからです。
液晶画面の割れやホームボタンの故障などは、AppleCare+やドコモのケータイ補償なら補償を受けることができますが、dカードケータイ補償では対象外になっています。
そのため、dカードケータイ補償は、AppleCare+やドコモのケータイ補償で受けられる補償範囲を広げるためのものだと考えた方がいいですね。
このように注意しなければならない点があるものの、dカードケータイ補償は万が一スマホが壊れてしまったときは大いに活用できる、実用的なサービスであることは確かです。
なお、dカードケータイ補償については「dカードゴールドのケータイ補償はiPhoneの水没や全損も機種交換!くわしい条件と手続き方法」でくわしく説明しています。
ここまで紹介した特典を活用すれば、dカードGOLDは年会費1万円+税を支払ったとしても十分得になるカードだと言えます。
dカードゴールドの入会キャンペーンは1万円以上の得!
先ほど、入会初年度は年間利用額100万円以上の特典は対象外だと説明しました。
「じゃあ、入会初年度は年会費1万円を負担しないといけないの…?」
と不安を持たれるかもしれませんが、その必要はありません。dカードゴールドには強力な入会キャンペーンがありますからね。この入会キャンペーンでは、現実的に達成できる条件で12,000円分、最大13,000円分をiDキャッシュバックで受け取ることができます。
dカードゴールドの年会費は1万円+税だということを考えると、初年度の年会費は入会キャンペーンで実質無料にできるわけです。
iDキャッシュバックは利用店舗に困らない
入会キャンペーンで受け取ることができるiDキャッシュバックは、電子マネーiD(アイディー)を利用すると、その利用代金を請求時に減額してくれるサービスのことです。
dカードゴールドはクレジットカード本体に電子マネーiDの機能を内蔵しているほか、ApplePayに登録してiDとして利用することができます。
この2つの方法で電子マネーiDを利用すれば、キャンペーンで獲得したiDキャッシュバック分を減額してくれるというわけですね。これなら多くの人がiDキャッシュバックを活用することができます。
キャンペーンでiDキャッシュバックされる5つの条件
dカードゴールドの入会キャンペーンでiDキャッシュバックがもらえる条件は、以下の5つです。
- 入会でもれなく2,000円分
- 入会した翌月末までにdカードゴールドを2万円以上利用すると8,000円分
- dカードゴールドの申し込みと同時にケータイ料金をdカード払いに設定すると1,000円分
- 「キャッシングリボご利用枠」の設定で1,000円分
- 「こえたらリボ」の設定で1,000円分
入会キャンペーンは最大13,000円分を受け取ることができますが、現実的にお得なのは1〜4番目の4つで12,000円のiDキャッシュバックですね。
ただ、入会キャンペーンの中には細かい条件が設定されているものもあります。そのため、ちょっとした勘違いが原因で受け取れると思っていたiDキャッシュバックが受け取れない可能性もあるので、入会キャンペーンの内容をバッチリ把握した上で確実に条件を満たすようにしましょう。
なお、dカードゴールドの入会キャンペーンについては「dカードゴールドの入会キャンペーンは最大13,000円!年会費が実質無料になるしくみ」でくわしく説明しています。
ここまで説明したとおりdカードゴールドは、以下の4つがあるおかげで年会費が実質的に無料どころか、それ以上に得なカードだと言えます。
- 年間利用額が100万円以上の特典で年会費以上の特典
- ドコモのケータイ料金やドコモ光の料金で通常の10倍ものポイントが得られる
- dカードケータイ補償が無料でついている
- 入会キャンペーンで1万円以上のiDキャッシュバックがもらえる
dカードゴールドは「年会費1万円+税」が申し込むときの大きなネックになりがちですが、毎年1万円の年会費を支払ったとしても結果的に得ですね。
ただ、毎年100万円もカードを利用できない上に、ドコモポイントが10倍になっても年会費よりも少ない方は、dカードゴールドの年会費1万円をペイするのは難しくなってしまいます。
dポイントクラブでの優待は廃止(泣)
dカードゴールドは、2018年4月までは抽選で以下のようなものがプレゼントされたり利用できるという大きなメリットもありました。
- ディズニーチケットが当たる
- USJのドコモラウンジ利用
- 空港内のJALサクララウンジ利用
抽選なので必ず利用できるとは限りませんが、ディズニーチケットは人気が高いですし、USJのドコモラウンジやJALサクララウンジも普通ではなかなか利用できない場所なので、かなり人気のある特典でした。
ただ、2018年5月1日からはdカードゴールドを持ってもこの特典は利用できないことに…(泣)
2018年4月までは「ゴールドステージ」になれた
上記で説明したディズニーやUSJ、JALサクララウンジの特典は、dカードゴールドの特典というよりdポイントクラブの「ゴールドステージ」で受けられる特典でした。
dポイントクラブとは、ドコモの契約期間や6か月間で獲得したdポイントによってステージが分かれており、さまざまな特典が受けられるサービスです。
2018年4月までは、dカードゴールドを持っているだけでdポイントクラブの最高ステージであるゴールドステージになれたんです。
ゴールドステージは6か月間で10,000ポイントという多くのdポイントを獲得しないとなれないという難易度の高いから、ただ持つだけでゴールドステージになれるdカードゴールドはとても魅力的でした。
ちなみに、2018年4月までのdポイントクラブのステータス判定は、以下の表のようになっていました。
dポイントクラブのステージ判定条件(2018年4月まで)
ステージ | ドコモ回線 継続利用期間 |
dポイント獲得数 (6か月間累計) |
クレジット カード |
---|---|---|---|
ゴールド | ― | 10000pt以上 | dカード ゴールド |
シルバー | 15年以上 | 3000pt以上 | ― |
ブロンズ | 10年以上 | 600pt以上 | dカード (一般) |
レギュラー | ― | 600pt未満 | ― |
※ドコモ回線継続利用期間とdポイント獲得数は、両方の条件を満たした場合は上位のステージが適用されるしくみでした。
(参考:dポイントクラブ公式サイト「dポイントクラブリニューアルのお知らせ」)
2018年5月からは契約年間と獲得dポイントだけでステージ判定
しかし、2018年5月からはdポイントクラブがリニューアルされ、それまでの4段階から5段階のステージになりました。しかも、dカードゴールドのステージ特典が廃止されてしまったのです(泣)
現行のdポイントクラブのステージは、以下のとおりドコモの契約年数と6か月間で獲得したdポイントの累計だけでステージが決まります。
dポイントクラブのステージ判定条件(2018年5月から)
ステージ | 読み方 | ドコモ回線 継続利用期間 |
dポイント獲得数 (6か月間累計) |
---|---|---|---|
Pt | プラチナ | 15年以上 | 10000pt以上 |
4th | フォース | 10年以上 | 3000pt以上 |
3rd | サード | 8年以上 | 1800pt以上 |
2nd | セカンド | 4年以上 | 600pt以上 |
1st | ファースト | 4年未満 | 600pt未満 |
※ドコモ回線継続利用期間とdポイント獲得数は、両方の条件を満たした場合は上位のステージが適用されます。(そこは以前と同じです)
(参考:dポイントクラブ公式サイト「dポイントクラブのステージとは」)
以前ならdカードゴールドを持っているだけで利用できたディズニーチケットやUSJ、JALサクララウンジなどの特典を現在利用しようと思うと、dポイントクラブのプラチナステージになる必要があります。
プラチナステージになるためには、以下の2つの条件のうちどちらかを満たす必要があります。
- ドコモに継続して15年以上加入
- 6か月間でdポイントを10,000ポイント獲得
かなり厳しい条件ですが、おそらくは長年ドコモに契約してくれる人を優遇したいんだと思います。
以前のように誰でもdカードゴールドを持つだけで高待遇が受けられるとなると、ドコモに長年契約している人は
「それって、長いことドコモ持ってる意味なんじゃない…?」
と不満を持ったのではないでしょうか?
2018年5月のdポイントクラブのリニューアルは、dカードゴールドの特典という意味では改悪されたことになります。一方、ドコモに15年以上加入している人はそれだけでプラチナステージになれるように改善されています。
ただ、以前はdポイントクラブのゴールドステージの特典だったドコモ料金のポイント10%還元は、上記で説明したとおりdカードゴールドの特典として残っているため、このカードはまだまだ十分にお得です。
dカードゴールドの基礎
ここまで、dカードゴールドは多くの人にとって年会費以上の価値があると説明しました。
ただ、dカードゴールドのメリットはそれだけではありません。このカードはどこで使っても利用金額の1%という多くのポイントが得られるのも魅力です。
そのため、年間利用額が100万円以上になるように積極的にカードを使えば、同時にポイントでも得できるわけです。
それでは早速、dカードゴールドを利用してポイントが貯まるしくみなど、基礎的な部分をくわしくみていきましょう。
カード利用でポイント1%付与
クレジットカードと言えば、真っ先にポイントが頭に浮かぶ方が多いのでは?
dカードゴールドは、コンビニやスーパー、ファミレスなどで使ったり、毎月の電気代やガス代、電話代などの公共料金の支払いに設定すると、100円につき1ポイントのdポイントが貯まります。
なお、貯めたdポイントはドコモショップやローソンで1ポイント=1円として使えます。(dポイントの使いみちについては、後でくわしく説明します)
つまり、dカードゴールドは100円使うと1円分のポイントが貯まるカードだというわけですね。
dカードゴールドのように利用金額の1%のポイントが貯まるカードは、クレジットカード全般でみてもメチャお得です。
たとえば、会員数も多く有名なクレジットカードである三井住友カードやJCBカードをはじめ、多くのクレジットカードは、実は使った金額の0.5%分しかポイントが貯まりません(泣)
そして、「ポイントがザクザク貯まる」ことで有名な楽天カードも、dカードゴールドと同じようにカードで100円使うと1円分のポイントが貯まります。
まとめると、dカードゴールドは平均的なクレジットカードの2倍、楽天カードと同じだけのポイントが貯まるお得なカードだと言えます。
なので、普段の買い物の支払いをdカードゴールドにまとめることにより、年間利用額による特典を目指しながらどんどんポイントを貯めることができます。
dカードゴールドは、楽天Edyやnanaco、Suicaといった電子マネーのチャージに使うこともできます。ただ、電子マネーへのチャージではdポイントが貯まらないので注意しましょう。
また、電子マネーチャージはdポイントが貯まらないだけでなく、特典を得るための「年間利用額」にもカウントされません。
dカード特約店でポイント2倍以上!
dカードゴールドは100円の利用につき1ポイントが貯まるのが基本です。ただ、dカード特約店だと通常の2倍以上のdポイントを貯めることができます。
ローソンやスターバックス、ENEOSといった全国的に利用者が多いお店でボーナスポイントが貯まるのは魅力的です。特にローソンは3%割引された上にポイント2%、スターバックスでもポイント4倍と破格のサービスです。
具体的な特約店とポイントは以下のとおりです。
主なdカード特約店
ジャンル | 特約店 | ポイントや割引の優待 | 条件 |
---|---|---|---|
コンビニ | ローソン | ポイント2% +3%割引 |
|
カフェ | スターバックス | ポイント4% | スターバックスカードへの入金 |
ドトール | ポイント4% | ドトールバリューカードへの入金 | |
カーライフ | ENEOS | ポイント2% | |
オリックスレンタカー | ポイント4% | カード内蔵iDでの支払い | |
カラオケ | ビッグエコー | ポイント3% | iD支払い |
旅行 | JAL航空券 | ポイント2% | |
JALパック | ポイント2% | WEB経由での予約 | |
JTB | ポイント3% | 専用ナビダイヤル経由で パッケージツアーを予約 |
|
ショッピング | 高島屋 | ポイント2% | |
伊勢丹 | ポイント2% | ||
三越 | ポイント2% | ||
紀伊國屋書店 | ポイント2% | ||
タワーレコード | ポイント3% | ||
AOKI | ポイント3% | ||
コナカ | ポイント3% | ||
洋服の青山 | ポイント2% | ||
タクシー | 東京無線 | ポイント2% | |
ネット ショッピング |
|
ポイント3% | |
dデリバリー | ポイント2% |
(参考:dカード公式サイト「dカード特約店なら使うだけでポイントがドンドンたまる」)
特にローソンとスターバックス、ENEOSに関しては、dカードゴールドはクレジットカード全体でみても多くのポイントが獲得できます。
そのため、これらのお店を利用する機会が多いドコモユーザーならお得度が増すというわけですね。
ただ、ポイント2倍以上の適用を受けるには、支払い方法や予約方法に条件があるものがあるので注意しましょう。
たとえば、スターバックスやドトールではdカードゴールドで直接支払いをしてもポイント4倍にはなりません。スターバックスカードやドトールバリューカードへのチャージへの入金でポイント4倍となります。
スターバックスカードやドトールバリューカードというのは、現金やクレジットカードでチャージして何度でも使えるプリペイドカードのことです。dカードゴールドでチャージしたこれらのカードは、スタバやドトールでの支払いで利用できます。
また、ビッグエコーやオリックスレンタカーは、ボーナスポイントを獲得するためにはdカードゴールドに内蔵しているiDやApplePayでの支払いが条件となっています。dカードゴールドのクレジットカードとして支払いをしても普通のポイントしか得られません。
なお、dカード特約店は、以下のdカード公式サイトですべて一覧で紹介されています。自分がよく使うお店やサービスがないか、チェックしてみましょう。
dカード公式サイト「dカード特約店なら使うだけでポイントがドンドンたまる」
電子マネーiDを搭載
入会キャンペーンのiDキャッシュバックのところで少し説明しましたし、先ほどのdカード特約店でも登場した電子マネーiD(アイディー)。こちらについてくわしき説明します。
dカードゴールドは、カード本体に電子マネーiDを内蔵しています。iDというのはNTTドコモが開発した電子マネーで、全国50万以上という多くのお店で使えるのが特徴です。
Suicaや楽天Edyとはちがってチャージ不要の後払い形式なので、コンビニやファミリーレストラン、ガゾリンスタンドでカードをレジでかざすだけで利用できます。
dカードゴールドのiDはクレジットカード本体に内蔵されているので初期設定や登録、チャージの手間が不要で手軽に利用できる上、クレジットカードとちがって利用金額に関わらず暗証番号やサインが不要なので会計がスムーズなのがメリットです。
なお、iDで会計を済ませてもカード利用と同じように100円につきdポイント1ポイントが貯まるので、手軽にポイントを貯めることができるわけです。
ちなみに、iDを内蔵しているクレジットカードは、ここで紹介しているdカードゴールドや三井住友カードなど、わずかしかありません。
また、dカードゴールドをApplePayに登録すれば、iPhoneやApple WatchでもiDが利用できます。財布やカード本体なしで買い物ができるのは、近所のコンビニやスーパー、ガソリンスタンドに「ちょっと買い物!」という場面で便利ですね。スマホや時計さえあれば、買い物ができてしまうわけですから。
dポイントカードでもある
dカードゴールドは、上記で説明した電子マネーiDだけでなく、dポイントカードの機能も搭載しています。つまり、dカードゴールド1枚でクレジットカード・電子マネーiD・dポイントカードと、3つの機能が合体しているわけですね。
ドコモユーザーの方ならすでにdポイントカードを買い物で活用していらっしゃるかもしれませんが、一応説明しておきます。
dポイントはコンビニやドラッグストア、家電量販店、そしてドコモショップなどのdポイントクラブ加盟店で貯めたり使ったりできる共通ポイントで、dポイントカードがあれば貯めたり使ったりすることができます。
dポイントは基本的に100円の買い物につき1ポイントが貯まり、1ポイント=1円で利用できます。また、dカードゴールドや電子マネーiDで支払えば、そこにプラスして100円の買い物につき1ポイントのdポイントが貯まるわけですね。
そのため、dカードゴールドで買い物をするなら、dポイントクラブ加盟店を利用した方が得だということです。
dポイントクラブ加盟店で有名なところは、ローソン、マクドナルド、マツモトキヨシ。このあたりです。なお、dポイントの加盟店は以下の公式サイトですべて確認できます。
ただ、
「dポイントクラフ加盟店で使えば得なのはわかったけど、どこが加盟店なのか覚えるの、面倒くさいよ…」
そのような方は多いことでしょう。買い物のたびにdポイントクラブ加盟店なのかどうかを気にしていたら、かなりストレスがたまりますしね。
でも、dカードゴールドならクレジットカードにdポイントカードを内蔵しています。そのため、とにかくdカードゴールドで支払いをすれば、dポイントクラブ加盟店なら勝手にポイントが貯まるしくみになっています。
また、クレジットカードとdポイントカードが1枚のカードに合体しているので、財布のカードの枚数を増やすことなくdポイントを手軽に貯めたり使ったりできるというメリットがあるわけですね。
ApplePayで利用可能
先ほど説明したとおり、dカードゴールドは電子マネーiDを内蔵しています。ただ、カードの使い方によっては、
「クレジットカードで支払えば、電子マネーがセットになってても別に使う場面ないですけど?(汗)」
と感じる方がいらっしゃるのも事実です。
そういった方ににオススメできるのは、dカードゴールドをApplePayに登録して電子マネーiDを利用する方法です。
このカードをiPhoneやApple Watchに登録すれば、おサイフケータイのようにレジでスマホや時計をかざすだけで会計ができるというメリットがあります。
つまり、スマホや腕時計さえあれば、財布を持ち歩くことなく買い物をすることも可能になりますね。
また、ApplePayではdカードゴールドからSuicaにチャージして利用することもできるので、財布なしで電車に乗って移動することもできます。
ただし、Suicaチャージはdカードゴールドのポイントが貯まらない上、特典が受けられる年間利用額にもカウントされないことに注意しましょう。
そして、ApplePayで1番気をつけなければならないのは、iPhoneやApple Watchの充電が切れ。充電がないと支払いができなくなってしまうので、スマホや時計の充電はこれまで以上に念入りにチェックしましょう。
家族カード1枚目は年会費無料
ドコモユーザーの方なら、ご夫婦や親子、さらには家族全員がドコモ!という方は多いはず。ファミリー割引で毎月のケータイ代を抑えることができますからね。
そういった理由でご家族のケータイ代の支払いを代表者1人にまとめている場合が多いと思いますが、中には旦那さんや奥さん、子どもさんなど、それぞれの名義でケータイ代を支払っているご家庭も思います。
そんなときは、家族カードが便利です。
家族カードは、dカードゴールドを持っている人の家族なら、1枚目は無料、2枚目以降でも1,000円+税というかなり少ない年会費で持てる上、特典やサービスは本カードとまったく同じという激得カードです。
dカードゴールドをもっともお得に活用する方法は、家族カードを発行することだと言っても言いすぎではないくらいですね。
なお、家族カードについては「dカードゴールドの家族カードを絶対持つべき12の理由と4つの注意点」でくわしく説明しています。
ETCカードでもdポイントが貯まる
せっかくdカードゴールドを持つなら、ETCカードも欲しい!という方も多いと思います。ETCカードを持つには、クレジットカードが必要ですからね。
dカードゴールドのETCカードは、発行手数料・年会費ともに無料で持つことがてきるのがメリットです。
クレジットカードの中にはETCカードの発行手数料や年会費が必要なものもあることを考えると、どちらも無料なのは良心的だと言えますね。ETCカードに申し込んでまったく使わなかったとしても、1円のコストもかからないわけです。
また、先ほどdカードGOLDは100円の利用につきdポイントが1ポイント貯まると説明しましたが、ETCカードでも同じようにdポイントが貯まります。
つまり、高速道路の料金100円につきdポイントが1ポイント貯まるわけですね。
このことから、高速道路を利用する機会が少しでもあるなら、とりあえずdカードゴールドのETCカードを持っておくことをオススメします。
なお、ETCカードについては「dカードゴールドのETCカードは完全無料で持てる!6つのメリットを徹底紹介」でくわしく説明しています。
dポイントの使いみち
ここまでdカードGOLDの基本的なサービス内容について説明しました。ここまでの内容をザックリまとめると、dカードゴールドはカードやiD、家族カード、ETCカードを利用すれば、100円につきdポイント1ポイントが貯まるお得なカードです。
「dカードゴールドはdポイントがいっぱい貯まるカードなのはわかった。
でも、dポイントの使いみちって、どうせドコモの機種代ぐらいでしょ?
機種の買い替えは数年おきだから、メチャクチャ嬉しいわけでもないんだけど…?」
dポイントは1ポイント=1円の価値があり、確かにドコモでスマホの機種代にも使えます。
ただ、実はdポイントはドコモの機種代だけでなく、ドコモのケータイ料金や街中、dマーケットで利用できたり、JALマイルやiDキャッシュバックに移行することもできるんです。
dポイントは豊富な使いみちがあるので、スマホの機種の買い替えサイクルが長い人であっても、いつでも活用することができる優秀なポイントなんですね。
ここから、dポイントの使いみちについてくわしく説明します。
有効期限は4年と長い
まず始めに、dポイントには4年という有効期限があります。ほとんどのクレジットカードのポイントは有効期限2年が平均的であることを考えると、これはかなり長いですね。
また、dポイントは1ポイントから利用することができます。ほかのポイントだと数百ポイントとか数千ポイント単位でないと使えない…(泣)という条件がありますが、dポイントは1ポイントから使えます。
また、dカードゴールド本体に内蔵されたdポイントカードで手軽に利用できるというメリットもあります。
この状況で有効期限切れでポイント失効してしまう可能性は限りなくゼロだと言ってしまってもいいでしょう。
先ほどdポイントは「豊富な使いみちがある」と説明しました。具体的にどれだけ豊富な使いみちがあるのか、ここから説明したいと思います。
1.ドコモでの機種・付属品購入
dポイントのもっとも有名な使い方が、ドコモの機種・付属品との交換です。
ドコモのポイントは、以前はドコモポイントでした。そのドコモポイントが2015年12月から現在のdポイントにリニューアルされ、名前が変わっただけでなく利用できる場所が格段に増えました。過去のドコモポイントは機種や付属品との交換だけという使いみちだったんです。
その関係で、「dポイントはドコモの機種・付属品と交換できる!」というイメージはいまだに強く残っています。
そのイメージどおり、実際にdポイントを使えばドコモショップやドコモ販売店で新しいスマホに機種変更するときや、充電器やイヤホンといった付属品を買うときに利用できます。
機種変更のペースが2〜3年の方なら、年間利用額100万円以上で受け取れるケータイ割引クーポンと合わせてdカードゴールドで貯めたdポイントを機種変更のタイミングでまとめて使えば、機種代を大きく抑えることができるというメリットがあります。
2.ドコモのケータイ料金
dポイントは、ドコモの機種・付属品だけでなく、毎月のケータイ料金に充当できます。
当初は3,000ポイント貯めないとケータイ料金の充当はできませんでしたが、2017年6月にサービス内容が改定され、1ポイントからケータイ料金に充当できるようになりました。
充当の手続きも、Webサイトから簡単にできるのもメリットです。もし充当したdポイントが翌月のケータイ料金よりも多かった場合、最長6か月まで繰り越されます。
6か月をすぎると失効してしまいますが、充当するdポイントを6か月分のケータイ料金よりも低くすればOKですね。
dカードゴールドに申し込みを考えている方なら、ほぼ確実にドコモユーザーでしょう。そのため、ケータイ料金への充当はdカードゴールドユーザーなら誰もが活用できます。
3.dケータイ払いプラスで利用
dケータイ払いプラスとは、以前の「ドコモケータイ払い」でdポイントが貯まる・使えるように進化した支払い方法です。
主にスマホで買い物するときにdケータイ払いプラスを使えば、代金は毎月のドコモ料金と合わせて請求されます。そのため、わざわざクレジットカード情報を入力する手間がかからないというメリットがあります。
なお、dケータイ払いプラスの利用代金は、dカードゴールドのポイント10%還元の対象にはなりません。dケータイ払いプラスを使った場合、普通の街中での買い物と同じように利用代金の1%のdポイントが貯まります。
「なるほど。dケータイ払いプラスは支払いをケータイ料金と一緒にできるから楽なわけだ。
で、どんなサイトで使えるの? あんまり聞いたことがないところばっかりだったら、正直微妙かな…?」
確かに、具体的にどんなサイトで利用できるのか、気になるところですよね。でもそれは大丈夫です。dカード払いプラスが利用できるもっともメジャーなサイトは、Amazonになります。
つまり、dカードゴールドで貯めたdポイントは、Amazonでの買い物で利用できるわけです。これなら、多くの人がdポイントを活用できるでしょう。
なお、dケータイ払いプラスに対応しているサイトは、Amazonを含め以下のとおりです。
Amazonだけでなく、dケータイ払いプラスを活用する機会がある方なら、支払い方法にdポイントを選び、1ポイント=1円として利用することができます。
4.街中で使う
「ドコモは使ってるけど、機種変もスマホが壊れたときぐらいだし、スマホで買い物もしないよ!」
そのような中なら、街中でdポイントを利用することが可能です。
この方法ならスマホでの手続きといった面倒な作業が不要なので、かなりお手軽にdポイントを利用できるのが大きなメリットです。
dポイントが使える街中の主なお店は、
- ローソン
- マクドナルド
- イオンシネマ
この3つがあります。支払いのときにdカードゴールドを取り出し、レジで「支払いはdポイントで!」と伝えれば、クレジットカードではなく貯まっているdポイントで支払いを済ませることができます。
特にローソンなら街中にたくさんありますし、お弁当やジュース、お酒、タバコなどの買い物で誰もが活用できるのではないでしょうか?
5.dマーケット
dマーケットはドコモが運営するポータルサイトで、出前宅配や旅行の予約、電子書籍、音楽などを扱っています。楽天サービスのドコモ版ってとこでしょうか?
dマーケットは、さりげなくドコモユーザーでなくても利用できるのですが、正直ドコモユーザーですら活用していない人が少ないような気がします。
とは言え、dマーケットを利用する機会があるなら、貯めたdポイントで支払うことができます。
6.JALマイルに移行
dポイントは、JALマイルに移行することもできます。JALマイルというのは、日本の航空会社であるJAL(日本航空)で航空券などと交換できる、言わばポイントのようなものです。
dポイント5000ポイント=2500マイルに移行できるので、dカードゴールド100円の利用につきJALマイル0.5マイルが貯まることになります。
ちなみに、この交換レートはクレジットカードとしてはいたって普通です。そのため、JALマイルへの移行はdカードゴールドのお得感があまり活かせないのであまりおすすめできません。
もしJALマイルを貯めたいなら、JALカード(100円の利用につき1マイル)などJALマイルが貯まりやすいカードを持つことをおすすめします。
dポイントをJALマイルに移行する場面と言えば、普段はJALカードなどでマイルを貯めているものの、マイルを特典航空券に交換しようと思ったときに、
「ヤバイ、あと少しだけマイルが足りない…(汗)」
となった場面でしょうか?
また、dポイントから移行できるのはJALマイルだけです。ANAマイルに移行することはできません。
7.iDキャッシュバック
dポイントをiDキャッシュバックに利用することもできます。iDキャッシュバックとは、入会キャンペーンでもらえるものとまったく同じです。
dポイントをiDキャッシュバックに移行すれば、dポイント2000ポイント=2,000円分のiDキャッシュバックとして利用できます。
電子マネーiDはdカードゴールドに内蔵しているほか、iPhoneやおサイフケータイでも利用できます。また、利用できるお店も多いので、利用方法に困ることはないでしょう。
iDキャッシュバックの有効期限は、入会キャンペーンと同じように6か月と決められています。有効期限が切れると失効してしまいますが、電子マネーiDはコンビニやスーパー、ファミレス、ガソリンスタンド、家電量販店と幅広く活用できるので、大きな問題はありませんね。
dカードアプリで手続き全般ができる
ここまでdポイントの使いみちについて説明しました。dポイントをドコモショップや販売店、街中で使うときは何の手続きも必要ありませんが、それ以外だとdポイントの交換手続きが必要です。
多くのクレジットカードだと、この交換手続きがけっこう面倒だったりします。しかし、dカードゴールドならスマホ用のdカードアプリで簡単に済ませられるのがメリットです。貯めたdポイントを、電車に乗っているときや待ち合わせ中などにスマホで手軽に好きなポイントなどに移行することができますね。
なお、dカードアプリは料金明細やdポイント・iDキャッシュバックの確認、ApplePayでの設定など、dカードゴールドの手続き全般をこなすことができる万能なアプリです。
ほかのクレジットカードで用意されているスマホアプリだと料金明細の確認しかできないことがほとんどで、ポイント交換などは対応していません。アプリがないクレジットカードもありますし(汗)
そのことを思うと、dカードゴールドはドコモが発行しているだけあって、スマホアプリはかなり優秀だと言えます。
年会費実質無料なのに海外で活躍する旅行サービスが満載
dカードゴールドはここまで説明したとおり、以下4つのメリットだけで簡単に年会費1万円+税以上にお得になるカードです。
- ドコモのケータイ・ドコモ光料金でポイント10倍
- 年間100万円や200万円以上利用すれば、10,800円または21,600円分の特典
- ケータイ購入から3年間・最高10万円のdカードケータイ補償
- 入会キャンペーンとして1万円以上のiDキャッシュバックがもらえる
大きなポイントになるのは、dカードゴールドを年間100万円利用できるかどうか?ですね。
年間100万円の利用で年会費1万円+税と同じ金額の特典がもらえるため、結果的にこのカードは年会費実質無料になります。年会費が実質的に無料になれば、ほかのサービスや特典は得しかありません。
このことを踏まえると、dカードゴールドには旅行保険や空港ラウンジサービス、海外旅行中の電話サポートといった旅行サービスがついているのは見逃せません。
これらのサービスはdカードゴールドでなくても、多くのゴールドカードについています。ただ、特典で年会費実質無料となったdカードゴールドに旅行サービスがついているという点が、果てしなく大きなメリットだといえます。
そのため、ドコモユーザーが飛行機で旅行に行くなら、ここまで説明したメリット+αのお得があるというわけですね。
ここから、dカードゴールドの旅行で役立つサービスを紹介していきます。
最大1億円の旅行保険が無料で利用できる
dカードゴールドには、最大1億円の海外・国内旅行保険が付帯しています。
海外旅行保険はこのカードを持っているだけで適用され(自動付帯といいます)、国内旅行保険は飛行機や電車、高速バス、ホテル代などをこのカードで支払えば適用されます(利用付帯といいます)。
特に海外旅行は、もっとも活用する可能性が高い現地での病気やケガで300万円という十分な補償を受けることができます。海外での病気やケガで300万円もの補償が受けられれば、ハッキリ言って十分です。
国内28空港34か所で空港ラウンジが無料利用できる
上記の旅行保険と合わせて活用できるサービスが国内空港ラウンジサービス。
国内空港ラウンジサービスは、国内の空港に設置されているラウンジを無料で利用できるサービスのことです。空港のラウンジを普通に利用しようと思うと、1,000円前後の入場料が必要です。微妙に高いんですよね…。
空港ラウンジでは、フリードリンクで電源も利用できるため、飛行機に乗る前にスマホの充電とかしながら静かに休憩できるのがメリットです。
ただ、このカードの国内空港ラウンジサービスは、旅行保険と同じことが言えます。空港ラウンジサービスが利用できるクレジットカードはぶっちゃけ珍しくありません。
そのため、dカードゴールドの空港ラウンジサービスも、旅行保険と同じように年間利用額によっては年会費実質無料のカードなのに空港ラウンジサービスが利用できるというところに大きな価値があると言えます。
海外旅行での電話サポート
dカードゴールドは保険やラウンジサービスに加え、海外でパスポートやクレジットカードの紛失・盗難といったトラブルや現地ホテル、レストランといった日本語での電話サポートも利用できます。
慣れない海外でトラブルに遭ってしまったときに活用できるサービスです。
ただ、電話で対応してくれる時間が朝9時から夜6時までと限られています。そのため、深夜や早朝に緊急で電話したい!というときは対応してもらえないのはネックです。
それでも、受付時間内であれば十分役立つことは確かです。
お買い物あんしん保険で海外の買い物が補償される
dカードゴールドは、海外で買い物に利用すると年間300万円のお買物あんしん保険(ショッピング保険)が自動的に適用されます。
ショッピング保険があれば、品物を買ってから90日以内に壊れたり盗難に遭ってしまったとき、カード会社が補償してくれるわけです。
このカードは年間利用額100万円以上で特典をもらうことができます。海外でカードを利用してもこの年間利用額にカウントされる上、ショッピング保険までついてくるというメリットがあります。
「ショッピング保険って、海外だけなの?国内の買い物でも保険がつくと嬉しいんだけど…?」
確かに、dカードゴールドを国内で利用し、年間利用額100万円を目指しながらdポイントを貯め、さらにショッピング保険も適用されるとなると最高ですよね。
ただ、そこまでのサービスはさすがに難しいようです…。国内での買い物は、実質的ににショッピング保険が適用されません。
「実質的に」とはどういうことかというと、国内での買い物でショッピング保険が適用される条件は、リボ払いや3回以上の分割払いなど、金利手数料がかかる支払い方法に限られています。
とは言え、年間300万円ものショッピング保険が自動的に適用されるのは、メリットであることには変わりありません。
なお、dカードゴールドの海外特典については「dカードゴールドの海外特典は超優秀だけど落とし穴が!?くわしい内容と対処法」でくわしく説明しています。
不正利用や紛失・盗難の補償も万全
これはdカードゴールドに限ったことではありませんが、クレジットカード全般で心配なのは不正利用に遭ってしまったときや紛失・盗難。
特にdカードゴールドは年会費利用額によって特典がもらえる上、カード利用で貯まるdポイントも多いのでカードを利用する機会は多くなると思います。
そんな中、多くの人が心配するのは主に以下の点です。
「不正利用に遭ったら、使っていない利用代金まで払わないといけないのでは…?」
「紛失・盗難に遭ったら、今まで貯めたdポイントとかまだ使ってないiDキャッシュバックとか、特典をもらうための『年間利用額』がリセットされるんじゃないの…?」
先に結論から言ってしまうと、全部大丈夫です。不正利用や紛失・盗難で万が一被害に遭ったとしても、その代金は支払う必要はありません。
カード会社に連絡すれば新しいカードを発行してもらえます。このとき、新しいカードを発行してもらう再発行手数料は無料なのが、地味ではありますが嬉しい点ですね。
なお、新しいカードは約1週間後に自宅に郵送されます。また、再び被害に遭うことを防ぐため、カード番号は変更されます。
dポイントやiDキャッシュバックも被害ゼロ
また、dカードゴールドにはクレジットカードとしての機能だけでなく電子マネーiDやdポイントカードとしての機能があります。そのため、
「新しいクレジットカードを発行してもらったとしても、dポイントやiDキャッシュバックがなくなってしまうのでは…?」
そのように心配される方も多くいらっしゃいます。でも、そこはまったく問題ありませんので安心してください。
今まで貯めたdポイントやiDキャッシュバックの残額のデータは、全部新しく発行されたカードに引き継がれます。
つまり、このカードで不正利用や紛失・盗難に遭ったとしても、クレジットカードはもちろんdポイントやiDキャッシングも被害に遭うことはゼロなのです。
傷や汚れで再発行を受けることも可能
カードをいつも使っていると、どうしても傷や汚れが気になります。最悪の場合、カードの磁気ストライプが弱くなってしまい、お店によっては使えないこともあります。
これだと、特典をもらうための年間利用額やdポイントを貯めることができません…。
そんなときは、カード会社に連絡すれば再発行手数料無料で新しいカードを発行してもらえます。また、再発行には回数の制限もありません。
ですから、カードの傷や汚れが気になったり、お店で使えなくなってしまう前に新しいカードに交換してもらいましょう。
「カードを無料で再発行してもらえるのは嬉しいんだけど、カード番号が変わると引き落としの手続きとか、面倒なんだよな…」
確かに、カード番号が変わってしまうと光熱費のように毎月自動的に引き落とされる支払いの手続きも変更しないといけないのが面倒です。
不正利用や紛失・盗難なら仕方ありませんが、傷や汚れだけでカード番号が変わるとなると、なかなか交換しづらくなってしまいますよね。
ただ、このカードは傷や汚れによる再発行だとカード番号が変わらないのがメリットです。そのため、気軽に再発行を受けていつもキレイなカードを使うことができるというわけですね。
dカードゴールドは400万人が使っている
ここまで紹介したdカードゴールド。このカードのお得さをくわしく説明したつもりではありますが、もしかしたら
「そうは言っても、あんまり持ってる人知らないしな…」
という不安を持っている方も多いかもしれません。
確かに、本当に得なカードなら、多くのドコモユーザーが持っていて普通ですからね。友だちや会社の同僚も当たり前に持っているはず。
実はdカードゴールドは、2018年4月現在で400万人が持っているクレジットカードなんです。このことはdカード公式サイトで以下のとおり発表されています。
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)が提供するクレジットサービス「dカード GOLD」の会員数が、2018年4月25日(水)に400万を突破いたしました。2017年9月の300万会員突破から約7か月で100万名の会員が増加しました。
(引用:dカード公式サイト「「dカード GOLD」の会員数が400万を突破しました」)
ただ、400万人が持っているという言っても、それが多いのか少ないのかよくわからないですよね(汗)そこでほかのクレジットカードとくらべてみると、知名度が高い楽天カードは2015年末で1,200万人が持っているということが、以下のとおり楽天公式サイトのプレスリリースで発表されています。
楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下 「楽天」)と楽天カード株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:穂坂 雅之、以下 「楽天カード」)は、楽天カード会員数が1,200万人(2015年11月時点)を突破しましたので、お知らせいたします。
(引用:楽天株式会社プレスリリース2016年1月12日「楽天カードの会員数が1,200万人を突破」)
「いやいや、dカードゴールドよりも楽天カードの方が、3倍人気あるじゃん(汗)」
と言う声が聞こえそうですが、管理人としては楽天カードを1,200万人が持っているのに対して、dカードゴールドを400万人が持っているのは多いと思っています。
そもそも、dカードゴールドは楽天カードとはちがい、ドコモユーザーでないと大きなお得度がありません。また、dカードゴールドはゴールドカードだと言うだけで敬遠する人も多くなりがちです。
そのような状況で年会費が1万円もかかるdカードゴールドを400万人が持っているのは、割合としてはかなり多いと言っていいのではないでしょうか?
ちなみにですが、dカードゴールドはauやソフトバンクを使っている人でも申し込むことは可能です。ただ、dカードゴールドの大きなメリットはドコモのケータイ料金での10%ポイント還元やケータイ補償サービスなので、ドコモユーザーでなければ年会費1万円+税を支払って持つメリットはあまりありません。
年収300万円でも持つことができる
ここまでの内容でdカードゴールドに興味が湧いた方の中には、審査が不安な方も多いのではないでしょうか? このカードはdカード「ゴールド」なので、審査が厳しいイメージがありますもんね。
でも大丈夫!管理人の身の回りに、25歳で年収300万円の会社員(女)でもdカードゴールドを持っている人がいます。このことから、安定した収入(給料)さえあれば多くの人が審査に通過して手に入れることができるカードだと考えられます。
なお、専業主婦のように本人は無職だったとしても、配偶者や家族に安定した収入があればOKです。
ただ、dカードゴールドの入会資格は「20歳以上で安定した収入。学生は不可」となっています。そのため、大学生や大学院生、専門学生の方はこのカードを持つことはできません。こういった方々は、dカード(ゴールドがつかない)なら、お得度は下がるものの持つことができます。
国際ブランドは基本的にVISAでOK
dカードゴールドは、申込みの段階でVISA(ビザ)とMasterCard(マスターカード)、2つの国際ブランドを選ぶ必要があります。
「VISAとMasterCardって、どっちがいいの? そもそも、マーク以外のちがいが分からない…」
という方がけっこう多いのは事実です。
結論から言ってしまうと、基本的にVISAでOKです。VISAは世界中でシェアNo.1の国際ブランドですからね。つまり、世界でもっとも利用できる国際ブランドです。
一方MasterCardは、世界で2番目のシェアの国際ブランドです。2番よりも1番の方がいいに決まっているのでVISAをオススメしていますが、MasterCardだけのメリットとして次のようなものがあります。
- コストコで使える
- ApplePayのWalletアプリ内でカード支払いができる
- ヨーロッパではVISAよりも利用店舗が多い
もしこれら3つのメリットのうち、1つでも魅力を感じるならMasterCardをオススメします。
MasterCardはVISAに次ぐ世界シェアですが、日本国内だとほぼすべてのお店やインターネットショップで、VISAとMasterCardの両方が使えるようになっています。そのため、国内で利用できるお店に関してはVISAとMasterCard、どちらも差がありません。
以下では、MasterCardだけのメリット3つについて説明したいと思います。
1.コストコで使える
dカードゴールドをコストコでも利用したいと考えているなら、MasterCardをオススメします。
コストコというのは、世界的に展開しているアメリカ発祥の会員制のスーパーで、日本でも数多くの店舗があります。コストコは利用できるクレジットカードはMasterCardブランド1つに限られているんです。
そのため、コストコでdカードゴールドを利用したいと考えているなら、MasterCardブランドをオススメします。
なお、コストコでは2018年1月までは、利用できるクレジットカードはAmerican Expressだけでした。そのため、今後もVISAやJCBなど、ほかの国際ブランドに変わるかもしれません。
2.ApplePayのWalletアプリで支払いができる
もしもdカードゴールドをApplePayに登録し、Walletアプリでクレジットカード払いを利用したいと考えているなら、MasterCardブランドを選ぶようにしましょう。
WalletアプリでのSuicaチャージやクレジットカード払いは、VISAだけが対応していないんです。
ただ、Walletアプリでのクレジットカード払いやSuicaチャージを活用している人は、けっこう少ない気がしています。
VISAが対応していないのは、あくまでも「Walletアプリ内」のカード払いやSuicaチャージです。そのため、普通のインターネットショッピングやJR東日本のSuicaアプリを使ったチャージやオートチャージ、そしてコンビニやファミレスなどのレジでの支払いには、VISAブランドも対応しています。つまり、Walletアプリにこだわらなければ、VISAでも普通にApplePayが利用できるわけです。
そのため、「Walletアプリでカード払いやSuicaチャージができないと困る!」という人は少ないように感じています。
ただ、もしもWalletアプリでのカード払いを活用したいと考えているなら、MasterCardを選ぶ必要がある点に注意しましょう。
3.ヨーロッパへ行くならMasterCard
VISAブランドは世界一のシェアですが、ヨーロッパではVISAよりもMasterCardが主流です。そのため、ヨーロッパへ行く機会や予定があるなら、VISAよりもMasterCardをオススメします。
ヨーロッパではVISAがまったく使えないというわけではないのですが、MasterCardが当たり前のように使えるのに対し、VISAだと利用できない店舗がチラホラ見られます。
日本だとVISAとMasterCardはほぼ同じように利用できるのですが、世界規模で言うとVISAブランドが主流の国とMasterCardが主流の国がハッキリ分かれている印象があります。これはおそらくですが、VISAとMasterCardとで干渉しないようにテリトリーを広げているのではないかな?という気がしますね。
日本国内で多くのお店でVISAとMasterCardの両方が使える理由は、日本だと三井住友カード1社がVISAとMasterCard、両方の国際ブランドの窓口を行っているためです。
日本では店舗やインターネットショップがクレジットカード払いに対応したいと思ったとき、VISAやMasterCardといった国際ブランドに直接申し込むのではなく、三井住友カードに申し込みます。
その三井住友カードが2つの国際ブランドを取り扱っていれば、お店としては、
「それならせっかくだから、VISAとMasterCardの両方を使えるようにしておこうかな」
と思うわけです。
ここまで説明したとおり、dカードゴールドは基本的にVISAブランドがオススメです。ただ、以下の3つのうち、どれか1つにでも当てはまる方にはMasterCardブランドをオススメします。
- コストコで使いたい
- ApplePayのWalletアプリ内でカード支払いをしたい
- ヨーロッパに行く予定や機会がある
券面デザインは2種類
さて、審査の問題も解決されたところで、次はカードデザインを選ぶ必要があります。
dカードで用意されているのは普通のデザインとポインコデザインの2種類。なお、どちらも見た目がちがうだけで、サービスや機能はまったく同じです。
シンプルで無難なデザインが好みなら普通のデザインがオススメですし、普通のデザインがあまりにシンプルすぎる…と不満なら、ポインコデザインもアリですね。
なお、カードを手に入れた後も手数料1,000円+税がかかってしまうもののデザインの変更はできます。以前は1度カードを手に入れるとデザインの変更はできませんでしたが、2018年8月から変更できるようになりました。
ですから、もしもカードを手に入れてから「やっぱり別のデザインがよかった…」と思うことがあっても、我慢して使う必要はありません。
クレジットカードの券面デザインって、けっこうテンションに関わるので重要ですよね。
また、家族カードは本カードと同じデザインである必要があります。
申し込みから約10日でカードが届く
dカードは、申し込み後の審査にパスすれば約10日で手に入ります。
最近では最短3日などで送られるカードもあることを考えると少し時間がかかりますが、待つのは申し込んだときの1度だけなので、あまり大きな問題ではありませんね。
また、申し込みと同時に家族カードやETCカードに申し込んだ場合、約10日で最初にdカードゴールド本体が届き、後日家族カードやETCカードが届きます。
なので、ETCカードや家族カードが手に入るのは、申し込みから2週間程度後になってからということになります。
ただ、クレジットカード全体で見ると、申し込みからカード到着まで3週間から1か月ほどかかるものもあることを思うと、dカードは比較的スピーディーに手に入れることができるカードだと言えます。
まとめ
このページでは、ドコモのケータイ料金やドコモ光料金で10倍のポイントが貯まる上、年間100万円以上利用すれば年会費1万円+税と同じ特典がもらえるdカードゴールドについて、くわしく紹介しました。
dカードゴールドは、年間100万円以上することができれば、年会費を実質無料にすることができます。その上ドコモ料金のポイント10%還元やdカードケータイ補償とドコモでお得なサービスに加え、旅行サービスやショッピング保険までついているのは大きな魅力です。
しかも、dカードゴールドは利用100円につきdポイント1ポイントというほかのクレジットカードよりも高いレートでポイントを貯まるどころか、dポイント特約店では2倍以上のポイントが貯まります。
dカードゴールドは、一言で言うと「ドコモユーザーなら持つしかない」そんなカードだと言えます。
ちなみに、このカードはドコモユーザーでなくても申し込むことはできます。ただ、その場合は年間利用額による特典を利用できる場面が限られてしまいますし、ドコモ料金のポイント10%還元やケータイ補償はまったく意味がありません。
もしもドコモユーザー以外で「dポイントを貯めたい!と考えているなら、年会費実質無料(年1回でもカードを利用すれば無料になる)のdカード(ゴールドがつかない)の方がお得になります。