高速道路の料金所でわざわざ停車することなく通過できるETCカード。ドライブやマイカーでの家族旅行のために、ぜひとも持っておきたいと考える方は多いのでは?
ETCカードは多くのカード会社が発行しているので、どれを持てばよいのか悩みどころです。ただ、ドコモユーザーならdカードゴールドのETCカードを持つことを強くオススメします。
dカードゴールドのETCカードは発行手数料や年会費といったコストが完全無料で手に入れられる上、年会費実質無料のdカードゴールドとセットで使えば高速料金+毎月のケータイ料金が大幅に節約できるのが大きな魅力です。
ここでは、dカードゴールドのETCカードが持つ6つのメリットと申込み方法についてくわしく説明しますね。
目次
ETCカードとは?
-ETCカードの画像
「ETCカードはクレジットカードと紐付いた高速料金専用カードです」-
このページをご覧いただいている方のほとんどは、すでにETCカードについてある程度ご存じだと思いますが、念のためETCカードについておさらいしておきましょう。
ETCカードは、高速料金の支払いだけに利用できるカードのことです。ほとんどの場合、車についているETC車載器に差し込んで利用することにより、次のようなメリットがあります。
- 高速道路の料金所でわざわざ停車する必要がなくなる
- 高速料金でクレジットカードのポイントが貯まる
- ETCマイレージサービスで高速料金がさらに安くなる
ここからは、これらのメリットについて簡単に説明します。
1.料金所で停車する必要がなくなる
もしETCカードがなければ高速道路の入り口で一旦停車して通行券を受け取らないといけませんし、高速道路から出るときには料金所で再び車を停めて料金を支払わなければなりません。
さらに、長距離移動だと複数の料金所を通過するので、その手間は倍増します…(悩)
そのため、海水浴やスキーのように車で長距離を移動する方にとっては、料金所で停車する手間がなくなるだけでもETCカードを持つ価値は高いと言えますね。
2.クレジットカードのポイントが貯まる
ETCカードは、たいていの場合クレジットカードに紐付いています。つまり、クレジットカードとセットで持つことにより利用できることができるわけです。
クレジットカードで買い物をすればポイントが貯まるのは多くの方がご存じだと思います。
このクレジットカードに紐付いたETCカードを使っても、クレジットカードと同じようにポイントが貯まって高速料金の節約につながるわけですね。
このページで説明しているdカードゴールドに紐付いたETCカードを利用することにより、dカードゴールドのポイントが貯まります。
3.ETCマイレージサービスで高速料金がMAX10%還元
ETCカードは先ほど説明したクレジットカードのポイントにプラスして、ETCマイレージサービスで高速料金を節約することも可能です。
ETCマイレージサービスというのは、ETCカードを登録して高速道路を利用すれば高速料金に応じてポイントが貯まるというお得なサービスです。年会費など無料で利用できます。貯まったポイントは高速料金への還元に利用できて安くなるってことですね。
1番気になるのが「具体的に高速料金がどれだけ安くなるのか?」。高速料金の道路事業者によって異なりますが1%〜10%の還元が受けられます。
道路事業者によってポイントの付き方も1ポイントの価値も異なるのですが、利用者が多いNEXCO東/中/西日本などで最高10%の還元が受けられるため、恩恵が受けられる方は多いのではないでしょうか?
ETCマイレージサービスの道路事業者ごとのポイントの付き方や1ポイントの価値は、以下の表のとおりです。
道路事業者 | ポイントの付き方 | 1ポイントの価値 |
---|---|---|
NEXCO東/中/西日本 ・宮城県道路公社 |
10円につき 1ポイント |
0.5〜1円 |
本州四国連絡高速道路株式会社 | 10円につき 1ポイント |
0.5〜1円 |
阪神高速道路株式会社 ※8号京都線のみ対応 |
100円につき 3ポイント+α |
1円 |
名古屋高速道路公社 | 100円につき 1ポイント+α |
1円 |
愛知県道路公社 | 100円につき 1ポイント+α |
1円 |
神戸市道路公社 | 50円につき 3ポイント+α |
0.5円 |
広島高速道路公社 | 100円につき 1ポイント+α |
1円 |
福岡北九州高速道路公社 | 100円につき 1ポイント+α |
1円 |
ETCマイレージサービスのポイントは、上記の表の道路事業者ごとに貯まります。道路事業者がちがうとポイントを合算できないことに注意しましょう。
ただ、NEXCO東/中/西日本と宮城県道路公社だけはポイントが合算されて共有されます。
少しややこしく感じられたかもしれませんが、ETCマイレージサービスに登録した後は普通にETCで高速道路を利用するだけで勝手にポイントが貯まります。
このようにお手軽に高速料金を節約できるところが、ETCマイレージサービスのメリットです。
なお、ETCマイレージサービスについては「ETCマイレージサービス」公式サイトでくわしく説明されています。
dカードゴールドのETCカードを持つメリット6つ
さて、ここまではETCカードを使うメリットを3つ紹介しました。
ただ、ETCカードはたいていのクレジットカードを作れば持つことができます。なので、先ほど説明した3つのメリットはブッチャケどんなクレジットカードでも恩恵が受けられます。
その上でdカードゴールドのETCカードをオススメする理由は、冒頭で説明したようにドコモユーザーなら高速料金にプラスして毎月のケータイ料金までもが節約できるから。
ETCカードで高速料金と一緒にドコモ料金が節約できるのはdカードゴールドをおいてほかにはありません。
dカードゴールドのETCカードならではのメリットは、具体的に次の6つがあります。
- 「年間利用額」が積み増しできる
- 完全無料
- ETCカードでdポイントが貯まる
- アップグレードしても切り替えが不要
- 紛失・盗難の被害を60日まで補償
- 家族カードでもETCカードを発行できる
特にメリットが大きいのは、「年間利用額」の積み増しですね。
ここからは、この「年間利用額」の積み増しをはじめ、dカードゴールドのETCカードならではのメリット6つについて説明します。
1.「年間利用額」を積み増しできる
まず、dカードゴールドのETCカードでもっとも大きなメリットが年間利用額の積み増し。
「そもそも、年間利用額って何の話?」
と思われる方が大半だと思いますので、くわしく説明しますね。
dカードゴールドは、年会費が1万円+税と、一般的なクレジットカードとくらべると高額なゴールドカードです。
でも、このカードを年間100万円以上使うと10,800円分の、そして200万円以上だと21,600円分もの年間利用額特典がもらえるしくみになっています。
ちなみに、年間利用額特典というのはケータイ割引クーポンをはじめとするドコモのサービスで使えるクーポン券。
つまり、dカードゴールドを毎年100万円使うと実質的に年会費無料、200万円以上だと年会費無料どころか得になってしまうという恐ろしい特典が用意されているわけです。
この年間100万円や200万円といった利用額には、dカードゴールド本体だけでなくETCカードの利用額も含まれます。そのため、このカードのETCカードを活用すればするほど年間利用額特典が近づくわけです。
なお、dカードゴールドの年会費利用額特典については「dカードゴールドの年間利用額特典を確実に受け取る裏技!年会費無料でゴールドカードが持てる」でくわしく説明しています。
2.ETCカードは年会費など完全無料
先ほど、dカードゴールド本体は年会費1万円+税であるものの、カード利用金額によって特典がもらえると説明しました。
「じゃあ、ETCカードそのものはどうなの?年会費とかかからないの?」
という話になりますが、こちらは発行手数料や年会費といったコストは完全にゼロです。
つまり、dカードゴールドのETCカードを作ってまったく使わずに自宅で放置していたとしても、まったく費用はかかりません。
カードによっては、クレジットカード本体は年会費無料でもETCカードは年会費がかかるもの(たとえば楽天カード)があることを考えると、コストゼロで持つことができるETCカードは良心的だと言えます。
このページで紹介しているdカードゴールドのほかに、dカード(一般)もあります。
dカード(一般)は、年会費実質無料(年1回だけでもカードを使えば年会費無料)というメリットがある反面、ドコモ料金のポイント10%還元や年間利用額特典といった特典が省かれているため、ドコモユーザーにはdカードゴールドが断然オススメです。
このdカード(一般)のETCカードなんですが、年1回の利用で年会費無料になります。dカードゴールドの完全無料とはしくみがちがうので注意しましょう。
ETCカードをもしも1年の間に1度も使わないと500円+税の年会費がかかってしまいます(泣)
3.ETCカードの利用でもdポイントが貯まる
ここまで、dカードゴールドのETCカード年間利用額の積み増しやETCマイレージで、高速料金やドコモ料金を節約できると説明してきました。
そこに加えて、ETCカードの利用金額に応じてdポイントが貯まるというメリットがあります。
dポイントは1ポイント=1円として使えるドコモのポイントで、機種代金やケータイ料金の支払い、さらには電子マネーiD(アイディー)として幅広く活用できる、使いみちに困らないポイントです。
そんな活用場面が多いdポイントを、dカードゴールドのETCカードを100円利用するごとに1ポイント=1円獲得できます。つまり、高速料金の1%が還元されるわけです。
ただ、ETCカードを利用すればクレジットカードのポイントが貯まること自体は特に珍しいことではありません。そんな中でも、dカードゴールドのETCカードのように高速料金の1%が還元されるのは希少です。
多くのクレジットカードに紐付いたETCカードは、高速料金の0.5%程度してポイントとして獲得できないことを考えると、dカードゴールドのETCカードは平均の2倍のポイントが貯まると言えます。
そのため、家族旅行や出張などで高速道路を利用する機会が多い方、あるいは1度の移動距離が長い方であればあるほどお得になるわけです。
ここで説明したdポイントですが、有効期限が48か月(4年)と長いのも特徴です。
多くのETCカードで獲得できるポイントは、有効期限が2年であることが多いので、このカードは通常の2倍も有効期限があるわけです。
dポイントは1ポイント=1円単位で、ローソンやマクドナルド、そして電子マネーiDが使えるお店で利用できることを考えると有効期限はあまり問題ではありません。それでも、有効期限は短いより長いにこしたことはありませんね(嬉)
4.アップグレードしても切り替え不要
今、dカード(一般)やDCMXカードを持っている方に朗報です。
dカード(一般)というのは、先ほど少し説明したようにdカードゴールドの年会費実質無料バージョンですね。
そしてDCMXカード(ディーシーエムエックス・カード)というのは、2015年11月19日まで発行されていた、dカードの前身となるドコモのクレジットカードです。過去に申し込んだDCMXカードは、カードの有効期限が切れるまで普通に使えます。
でも、dカードゴールドはDCMXカードやdカード(一般)よりもはるかに優れたスペック。そのため、これらのカードからdカードゴールドにアップグレードしたいと考える方はたくさんいらっしゃいます。
ただ、そんなときにネックになるのがETCカードの切り替え…。
一般的には、クレジットカードは一般カードからゴールドカード、以前発行されていたカードから新しいカードへアップグレードするときは、ETCカードも新たに申し込まなければなりません。
クレジットカード本体を切り替えるだけでも正直ちょっと面倒なのに、その上ETCカードも切り替えるとなると、
「かなり面倒くさいから、今持ってるカードをそのまま使おっか…(悲)」
そう考えて切り替えを断念する方が多いのも事実です。
でも、dカードゴールドに関しては面倒なETCカードの切り替えは不要です。
クレジットカード本体をバージョンアップしても、今持っているETCカードは引き続き使うことができるようになっています。
つまり、カードを切り替えてもETCカードを使えない期間が発生しないわけです。そのため、つねにETCカードを利用する機会がある方や、夏休みや冬休みなど高速道路を利用する機会が多い時期であってもスムーズにカードがアップグレードできるわけです。
5.紛失・盗難の損害を60日前まで補償
クレジットカード本体と同じように、ETCカードも紛失・盗難による被害も心配なところです。
ETCカードは、たとえ他人のカードであっても暗証番号やサインも不要で車載器に挿すだけで簡単に利用できます。そのため、紛失や盗難の被害に遭えばクレジットカード本体よりも悪用される可能性が高いですからね。
そんなときのため、dカードゴールドのETCカードは紛失・盗難の損害に遭ってしまっても60日前までさかのぼって補償してくれるようになっています。
これは一体どういうことかというと、もしもETCカードを紛失・盗難に遭ったことに気づかず、カード利用明細を見たときに初めて、
「1ヶ月前に勝手にETCカードが利用されていることがわかった!(怖)」
という場合でも、カード会社に連絡すれば損害を補償してくれるというわけです。
もちろん、ETCカードが紛失・盗難に遭ったときはすぐにカード会社に連絡して利用停止し、カードを再発行してもらうのが理想です。
ETCカードの再発行は1,000円+税の再発行手数料がかかってしまいますが、万が一紛失・盗難に気づかなかった場合でも補償対象になることを思えば、損害を受ける危険性は限りなくゼロだと言えますね。
なお、ETCカードが紛失・盗難に遭ったときは、なるべく早く以下に連絡しましょう。
6.家族カードでもETCカードを発行可能
地方にお住まいの方だと、ご家族で複数の車を持っていることも多いのではないでしょうか? 管理人の実家も奈良の田舎なので、車は1人に1台と言っても言いすぎではありません。
また、地方でなくても一家で複数の車を持っているご家庭なら、ETCカードを複数持ちたいと思うことも多いことでしょう。
そんな方にとってもdカードゴールドのETCカードはメリットがあります。
dカードゴールドは、本カードだけでなく家族カードもETCカードを1枚発行できます。このカードは家族カードを3枚まで発行できるので、ご家族単位でみればMAX4枚のETCカードを持てるというわけです。
クレジットカードによってはETCカードが発行できるのは本カードだけで、家族カードはETCカードの発行対象外だという場合もあります。そのことを思うと、dカードゴールドのETCカードは家族で複数の車を所有している場合でも便利なわけですね。
家族カードで発行したETCカードも、ここまで説明した年間利用額の積み増しやdポイント、紛失・盗難補償などのメリットを活かせるのも特徴です。
なお、dカードゴールドの家族カードについては、「dカードゴールドの家族カードを絶対持つべき12の理由と4つの注意点」でくわしく説明しています。
ここまで説明したdカードゴールドのETCカードのメリットをまとめると、年間利用額の積み増しやdポイントの獲得などを、クレジットカード本体だけでなくETCカードで、しかもカード会員だけでなく家族みんなでできるところが大きなメリットですね。
dカードゴールドは1年間で100万円以上利用し、年会費と同額である10,800円分の特典クーポンを受け取ることによって年会費実質無料のゴールドカードになりますからね。
そのため、ETCカードの利用でも年間利用額をアップさせることができるのは大きな魅力です。
dカードゴールドのETCカードの申込み方法
ここまで説明したdカードゴールドのETCカード。年会費も完全に無料なので、dカードゴールドを持つならぜひとも持っておきたいカードです。
「dカードゴールドのETCカードが得なのはわかった!
んで、どうやったらもらえるの?」
と思っている方も多いと思いますので、ここからはdカードゴールドのETCカードに申し込む方法についてくわしく説明したいと思います。
dカードゴールドの申し込み必須!
ここまでの説明で何となくお気づきの方もいらっしゃると思いますが、ETCカードを手に入れるためには、必ずdカードゴールドに申し込む必要があります。
ETCカードはクレジットカードと紐付いています。そのため、まずはdカードゴールドに申し込みましょう。カードに新規で申し込むタイミングで、ETCカードも一緒に申し込むことができます。
なお、先ほども説明しましたが、すでにdカード(一般)やDCMXカードを持っている方は今持っているETCカードを引き続き使うことができます。そのため、dカードゴールドに申し込むときにETCカードに申し込む必要はありません。
ETCカードの発行日数は約2週間。クレジットカード本体よりも遅い(悩)
ETCカードの発行日数には注意しましょう。
新規でdカードゴールドに申し込めばクレジットカードと一緒にETCカードも郵送されるのかと思いきや、カード本体とETCカードは別々に郵送されます。しかも、ETCカードはクレジットカードよりも到着が遅いので注意しましょう。
もう少し具体的に説明すると、dカードゴールドは審査に通過すれば申し込みから10日前後で自宅に届きます。そしてカード本体が届いた数日後にETCカードが届くというしくみです。
このようにdカードゴールドのETCカードは申し込みから到着まで、やや日数がかかってしまいます。そのため、急に旅行や出張で高速道路を使うことになったときのためにも、dカードゴールドと合わせて用意しておくことをオススメします。
dカードゴールドのETCカードまとめ
ここまでdカードゴールドのETCカードについて、メリットと申込み方法を説明しました。
ETCカードほ使うこと自体に、クレジットカードのポイントが貯まったりETCマイレージサービスと高速料金を節約できるというメリットがあります。
そこに加えてdカードゴールドの場合、カード本体の年会費を実質無料にできる特典クーポンを手に入れるための年間利用額を積み増しできる上、貯まるポイントも一般的なクレジットカードよりも多いというメリットがプラスされます。
dカードゴールドはドコモ料金が10%ポイント還元されたりdカードケータイ補償としてスマホやケータイの全損・水没を最大10万円まで補償してくれる保険がついているドコモユーザーにとっては優良スペックのカード。
そんなdカードゴールドを実質年会費無料で持てるのは大きな魅力なわけです。なので、ドコモユーザーならdカードゴールドのETCカードを持ち、クレジットカードとETCカードの両方をフル活用することをオススメします。
ただ、このカードのETCカードは申し込んでから手元に届くまで約2週間かかってしまうのが難点。いざというときにETCカードを活用できるよう、ぜひこの機会にdカードゴールドとETCカードをセットで申し込んでおきましょう。